PROFESSIONAL NURSE
辻仲病院柏の葉では、現在4分野7名の認定看護師(Certified Nurse:CN )が在籍しており、各分野の専門知識で臨床をサポートしています。
2015年からは「実践・指導・相談」の役割を効果的に担えるようにと、認定看護師会を発足し、相互支援・協働のための活動をスタートしました。
この会では、情報共有と交流を深めるための活動報告や、人材育成委員会と連携した院内教育・指導、院内のエキスパートナース育成などに力を入れて活動しています。また、地域においても看護の質向上のための活動を行っています。
今後も臨床や地域で働く医療スタッフを支援・指導するリソースナースとして、円滑に活動できるようにCN同士が連携していきたいと思います。
皮膚排泄ケア認定看護師
磯上 由美
皮膚・排泄ケア認定看護師は通称WOCN(ウォックナース)と呼ばれ、W(Wound)創傷ケア・O(Ostomy)ストーマケア・C(Continence)失禁ケアのスペシャリストです。
いわゆる、床ずれ(褥瘡)や人工肛門のケア、尿漏れや便漏れなどの排泄障害のケアを得意としています。特に、排泄に関する悩みはどこに相談すれば良いか分からず、長期間一人で悩んでいる患者さんも多くおられます。
そのような患者さんに安心していただけるようなケアの提案や関わりを心がけています。
がん化学療法認定看護師
上杉 明子
がん化学療法を受ける患者さんは、がんという病気への不安だけではなく、治療や副作用の不安、今までの生活が変わってしまうのではないかなど、多くの不安を抱えながら治療に臨んでいます。
がん化学療法看護認定看護師として、患者さんが安心して化学療法を受けられ、その人らしく生活ができる様に、それぞれの患者さんに合ったセルフケアの方法を共に考え、支援していきたいと考えています。
感染管理認定看護師
梅野純子
杉﨑ゆかり
私たち感染管理認定看護師は、患者とその家族や病院で働くあらゆる人々を感染症から守ることを目的に活動しています。
院内全体を対象とするため業務は多岐に渡りますが、なかでも感染対策では絶対に外せない手指衛生については、適切な実践のため年間を通じて推進活動を行っています。
また、手術室と一緒に手術部位感染サーベイランス活動を行うなど、各部署と協働しながら課題解決にも取り組んでいます。
現場のスタッフと適切で効果的な方法について共に考えながら感染防止の維持・推進に努めています。
緩和ケア認定看護師
柏谷優子
泉川志保
蒲原亨子
緩和ケアは、がんと診断されたときから始まるケアで、その人の人生と向き合い、その価値観を尊重しながら、がんによって起こる様々なつらさを緩和するものです。
私たち緩和ケア認定看護師は、がんを抱えても、望む療養の場で、大切な家族と過ごせるよう、多職種を調整して連携し、QOL向上のための支援をしています。
患者さんとご家族それぞれの、言葉や笑顔を励みに日々活動しています。相談対応もしております、お気軽に近くの看護師にお声がけください。
辻仲病院柏の葉の組織理念を実現するため、高い専門性が求められる分野において幅広い知識と技術を身につけ活動できる職員の育成を目指して、資格取得を推奨・支援しています。
資格取得後は、チーム医療を担う一員として各分野で活躍しています。
消化器内視鏡技師
消化器内視鏡技師は内視鏡に携わる看護師としての質の保証を担うと位置づけられており、当院には多くの有資格者が在籍しています。
主な業務は内視鏡検査・治療を受ける患者さんの看護と検査医の介助です。
内視鏡介助業務ではデバイス操作など直接治療に携わる機会も多く、他部署では味わえない魅力があります。
技術向上のため練習や学習会開催、最新の知見を得るための学会参加など日々勉強しています。
私たちは患者さんが「次回もここで検査を受けたい」と思える看護を常に心に置き、日々の業務に従事しています。
カプセル内視鏡読影支援技師
カプセル内視鏡読影支援技師として安心・安全に検査を受けられるよう患者支援をしています。
具体的には検査日程の調整、検査の説明、撮影画像の読影、機器の管理、スタッフ教育を担っています。
当院では患者受け持ち制をとっており、プライマリーナースとしてカプセル内視鏡検査に関わっています。部署にはカプセルチームを設立し、医師を含めた事例検討会も定期的に行っています。
ストーマケア認定士
入院中の患者さんのストーマ造設前から退院までのケアを中心に活動しています。
病棟スタッフからのストーマ管理に関する相談対応・指導も行っています。
また、月2回ストーマ外来を担当します。外来では退院後の患者さんからの相談を受け、生活スタイルにあった管理方法の提案などを行っています。
入院短縮化の中で、退院後に患者さんが困らないよう、病棟スタッフと情報共有しながら病棟全体のストーマケアのレベルアップに努めています。
コンチネンスリーダー
排泄でお困りの患者さんに寄り添い、それぞれの患者さんに適した排泄ケアを提供したいとコンチネンスリーダーの資格を取得しました。
現在は、皮膚排泄ケア認定看護師の指導のもと排泄ケア外来を担当し、バイオフィードバックや骨盤底筋訓練、逆行性洗腸などの指導を行っています。
また、院内骨盤底筋プロジェクトの一員として他職種と連携し活動をしています。
排泄障害の影響で患者さんは生活範囲が狭まり、自尊心の低下を引き起こすこともあります。
他職種と連携しながら、患者さんのQOLが向上する排泄ケアの提供を目指していきたいと思います。
糖尿病療養指導士
糖尿病は日常の生活習慣が誘因となって発病することから生活習慣病といわれています。
当院には看護師の他、栄養士・検査技師の糖尿病療養指導士がおり「生活習慣病委員会」として活動しています。
主な活動は糖尿病患者さんの教育と生活指導です。又啓発活動として「生活習慣たより」の発行や「生活習慣病教室」開催を行っています。
今後は外来での生活指導を充実させ、点ではなく線の介入を行い患者さんの自己管理支援をしていきたいと考えています。
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