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6階病棟の専門性
こんにちは、病棟看護師のMです。
今年も残すところ早1カ月、寒さが増す季節となりました。
皆さんは、どうお過ごしでしょうか。
今回は私の所属する6階病棟を紹介します。
6階病棟は「大腸肛門科」「婦人科」「骨盤臓器脱」「消化器内科」「内科」といった5つの診療科からなる混合病棟です。
そのうち、「骨盤臓器脱」と「消化器内科」の患者さんが半数を占めています。
ところで、皆さんは「骨盤臓器脱」をご存知ですか?
聞きなれない方も多いかもしれません。
「骨盤臓器脱」とは、骨盤の中にある子宮・膀胱・直腸が、膣や肛門から外に下がってしまう疾患の総称です。
出産を経験した約半分の女性に認められると言われ、多産や難産、女性ホルモンが関係するとも言われています。
今年2月のブログ内で外来看護師より、温存療法のひとつであるペッサリー療法についての説明がありました。私たち病棟看護師は、手術療法を選択した患者さんの看護を担当します。
6階病棟には手術を目的に60~90代の患者さんが入院されています。
臓器脱チームも編成されており、不安なく手術を受けて頂けるよう、今年は看護研究で術前オリエンテーション用紙を日めくり式に改訂する試みも実施しました。
そして、羞恥心を伴う部分でもあるため、悩みや不安を相談しやすい環境づくりを心がけています。
国内でも数少ない専門分野となりますので、スタッフ一人ひとりが患者さんのお力になれるよう日々努力しています。
今年最後のブログです。
皆さん、よいお年をお迎え下さい。
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