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景色の違いを楽しめるか ⁉
春4月、新年度の始まりですが、皆さまどのような新年度をお迎えでしょうか。新たな環境に飛び込んでいる方も少なくないと思いますが、かくいう私も新環境、4月に看護部長を拝命し右往左往しているところです。私だけでなく、リーダー交代ですから看護部の職員にとっても新しい環境になったといえるのではないでしょうか。看護部みんなが新しい気持ちで、『よりそい、うけとめ、心かよう看護』が体現できる環境づくりに取り組んでいければと思います。 さて、環境の変化、立ち位置によってみえる景色が変わるのは当然のことですよね。私は緩和ケア認定看護師資格を有し、辻仲病院柏の葉では、緩和ケア病棟立ち上げから6年間、病棟管理を担いました。そういうことで、これまで見ていた景色は当院の特徴的なもの(骨盤内臓器の診療や内視鏡、IBDなど)からは分離されており、いわゆる辻仲らしさを知らずにいたわけです。いま立ち位置が変わって見える景色はとても新鮮で、ある意味では感動すら覚えるほどです。何に感動しているか、それは専門性の高さと、看護部職員の専心というか献身的なまでの役割の切り取り方です。それゆえの困難もたくさん見えてきましたので、看護師が看護に専心しているありよう(景色)が、患者さんや当院を利用する皆さまへのより良い看護となって記憶されるように、私の立ち位置からしっかり支えたいと思っています。 写真は同じ山々、2018年の旅で撮ったものです。立ち位置で見え方も違いますが、どの景色も美しく楽しめました。そんなふうに、いま私がここにいてみえる景色もここでしか見えない景色ですから、それを “在ること難し”と謙虚に受けとめ、楽しんで責任を果たしていきたいと思います。今後とも、辻仲病院柏の葉 看護部をよろしくお願いいたします。
知床二湖から望む知床連山2018 春知床峠2018春
看護部長 柏谷(かしわや)
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