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BLS研修
こんにちは。新米MET(Medical Emergency Team)メンバーのÝです。急に季節が進み、今朝のニュースでは、東北の紅葉に雪化粧のなんとも素敵な様子が伝えられていました。みなさま風邪など召されていませんか?
当院恒例全職員対象のBLS(Basic Life Support)研修を10月末に行いました。COVID-19は5類に移行しましたが、感染対策は変わらず、感染に留意した研修内容を心がけました。5日間+空き時間を活用して300名を超える職員に参加いただきました。研修ではBLS研修用の人形とスマートフォンの専用のアプリを使用し胸骨圧迫の深さやリズム、効果的な胸骨圧迫ができていたか数値で確認し、受講者に深さやリズムなどの部分に課題があるのかフィードバックしました。88%の受講者が90%以上の効果的胸骨圧迫ができたという結果でした。2分間の胸骨圧迫はとても体力を消耗します。絶え間なく効果的な胸骨圧迫を継続するためは、人員確保、応援の要請が重要で、だれでも交代できるスキルを持つことや掛け声の大切さを実感できました。
実際に、急変に遭遇しても『怖くて何もできなかったことを、申し訳なく思いっていたけど、できることをやってみる』と事務職員の声が心に残りました。そうなんですよ。怖くてできない人がほとんどなんです。国も考えたのでしょう。車の免許交付の時にBLS講習も実施しているそうです。病院の特性もありますので、職員が地域の中でそのようなスキルを生かせたら利用する皆さんも安心できると思っています。
今年はベテランスタッフの委員会卒業があり、新たなメンバーを迎え、『大丈夫かな。やれるかな』という不安を持ちながらでしたが、全員が素晴らしいインストラクションを務めあげました。前任の委員会メンバー、師長さんの築いてこられた土台あってこそですが、前委員のHさんのサポートもいただき、心から感謝しつつ次につなげる意味を考える機会にもなりました。
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